PROGRESSIVE ツーリングリンク①

ハーレーのラバーマウントエンジン車(ツーリング、ダイナ、FXR系)の持病である、スイングアームのぐらつき現象。

これは振動を緩和させるためにエンジンマウントが緩衝機能付のゴムを使用しているためですが、Vツインエンジンピストンの振動を緩和させる上下前後方向だけでなく、全く関係のない左右方向もラバーマウントによってぐにゃぐにゃ動いてしまうのが問題です。

そして、なぜかスイングアームがそのエンジンAssyのオイルパンに取り付けられているため、走行中にスイングアームが路面から左右方向の応力を受けると、エンジンごと左右に最大5cmの振幅でぐにゃぐにゃ動いてしまうわけです。

こうなると当然コーナーリング性能に悪影響が出てくるわけで、特に繊細な感覚を持ったライダーでなくても中高速コーナーでの意図しないフラつきやギャップを踏んだ時のぐらつきに違和感や恐怖を味わう事があります。

この構造的欠陥を解決するアフターパーツはいくつか存在しますが、僕が選んだのはこのツーリングリンク。

これはサスペンションブランドのプログレッシブが製作したもので、オイルパンとフレーム間の左右方向をリンクで拘束するのは他ブランドと同じですが、フレーム側はダウンチューブ等の車体底部ではなくタンデムフロアボードステーという比較的高い位置のため、最低地上高に影響がないのが特徴です。

というわけで開封の儀。

ちょっと特別感のあるパッケージで年甲斐もなくワクワクしちゃいます!

プログレッシブ(北米)のホームページから直接購入しましたが、円安を乗り越えて決して安くないパーツを買ったので、こういう演出は嬉しいところです。

仮組みして斜め後方から見た状態。

左側のL字ステーをオイルパンの3箇所に共締めし、右側のタンデムボードステーを純正品と丸ごと交換する形でフレームに締結する形式です。

次回はいよいよ取付&走行編!