リア周り再塗装①

我がTryfinity2はハーレーとしてはちょっと珍しい青色のボディ色。「クールブルーパール」という名前のこの色は、パールの入った水色にスピード感のある濃紺のストライプパターンが部分的に入ったのが特徴です。

実は青系のバイクに乗るのは初めてでしたが、この青色が更に映えるカスタムを全身に施して、最新モデルも霞むほどの完成度に仕上げてやるぜ!と譲り受けた時から意気込んでいます。

洗車や磨きは今でも欠かさず隅々までやむていますが、最近どうもボディ光沢が足りない…というか、フェアリングやサドルバッグ等のABS樹脂パーツのボディ色が明らかに白ボケしていることに気付きました。

長年の使用で小キズが蓄積してるのかな?と思い、ポリッシャーを掛けてみたけど何故か鏡面仕上げが復活しません。コンパウンドを使って手作業で磨き上げても白ボケしたまま。というか、表面のクリアーがベタベタしていて一度指紋がつくとなかなか取れないという謎の現象を確認。

ちょっと調べてみたところ、どうやらこれは「クリアー層の劣化」で、残念ながら対処のしようがないため再塗装でしか解決できないとのことでした。

マジか…前オーナー様から受け継いだこの青色が好きなのに、もう再塗装だなんて悲し過ぎる。とはいえ、このまま乗り続けてもクリアーが剥がれて悲惨な状態になっていくのは避けられないため、再塗装は時間の問題という事になります。

色々考えた結果、前オーナー様から引き継がせて頂いたイメージを踏襲しつつ、Tryfinity2としてのオリジナリティをトライバルパターンとして盛り込ませて頂く方向ことにしました。

以下は現在の状態。

そして、以下が新塗装案。

具体的には、ボディカラーの水色の部分は今までと同色にし、紺色のストライプは上の図のようにアレンジしてみたいと思います。現時点で塗装が劣化していない金属製のタンクとフェンダーは変更しないため、それらとのマッチングを考えた上の新塗装案という事でもありますが、オリジナルパターンへ塗装は旧Tryfinityの頃からの悲願であり、前オーナー様の軌跡を僕が引き継ぐというテーマで唯一無二のクロスオーバー的デザインに仕上げていきたきと思います。

今回は特に塗装の劣化がひどいリア周り(サドルバッグとツアーパック)を塗り替えるつもりですが…さて、この塗装案を実際どのように実現してやろうか。普通ならカスタムショップに持ち込んで全部お任せするのでしょうが、このように複雑なトライバルパターンの入ったデザインだと下手すりゃ100万近く掛かるので庶民Akitoには無理。単色塗装なら板金塗装屋にパーツを持ち込めば安価で塗ってもらえますが、トライバルパターンを諦めたくない。

できればトライバルパターンを入れつつ、単色塗装のように安価で塗ってもらえないかな〜、いやそんなうまい話があるわけないか。

…いや待てよ、できる!!

(続く)