
そんなこんなで、再塗装プロジェクトがいよいよスタートです!
今回再塗装をするのは塗装の劣化が著しいリア周り。具体的にはハードサドルバッグ(パニアケース)とキングツアーパック(トップケース)で、ツアラーのアイデンティティである重要な装備ですが、ハーレーのツーリングモデルの2014年式からは”Project RUSHMORE”と呼ばれるビッグマイナーチェンジでこれらのデザインが大きく変更されています。
実はこのRUSHMOREのサドルバッグとツアーパックがたまたまヤフオクで安く入手できたので、こっちを再塗装して装着していきましょう。

まずはキングツアーパック。
通算5代目となるこのツアーパックは従来品より薄型に見えるデザインですが、従来品と同じくXLサイズのヘルメットが2個入る容量が確保されています。前後方向のデザインも流線型になることで従来の取ってつけたような「箱感」が低減され、車体デザインに溶け込む形状になりました。
また、これに装着できるリヤスピーカーボックスのユニット径も13cm→16cmにサイズアップした上、スピーカーボックスとツアーパックの間の隔壁を繋ぐバスブーストポートを設けてツアーパック内で反響させることで、大幅な音質アップを果たしています。

そんなツアーパックをペイントすべく、塗料の密着性を高めるために#400のサンドペーパーで水研ぎして足付けします。表面がツヤツヤのまま塗装するとベリベリ剥がれる事があるため、塗装には必須の準備作業です。

そして、RUSHMOREのCVO純正サドルバッグも格安入手できたので#400のサンドペーパーで水研ぎします。このCVO純正サドルバッグは下端が4インチ延長されているバガースタイル形状ですが、フルバンクしたり転倒しても下端をギリギリ擦らない長さに収まっているのは流石純正クオリティといったところでしょうか。僕はコーナーをヒラヒラとバンクさせて曲げるのが好きなため、見た目と実用性を両立したこのCVO純正サドルバッグには憧れがありました。

そして、今回の塗装のタイミングで新たに着けるのがこのリアスポイラー。ツアーパックに着けることでスポーティなルックスにするのが狙いですが、これは旧Tryfinityの時にも着けていたホンダGL1500SE(ゴールドウイング)の純正品。幅はハーレーのツアーパックとほぼドンピシャですが、接地面形状のRが少々違うのでツアーパックに合わせて削る必要があります。

サンドペーパーだけで削るのは時間が掛かるので、両頭グラインダーで荒削り↔︎フィッティングを繰り返し、いい感じになってきたところでサンドペーパーで仕上げて完成!
次はいよいよオリジナルデザインの青ストライプを塗っていきますYO!
(つづく)