おい大変だ!エアバス社が3Dプリンターでバイク作りやがった!


「風の谷のナウシカ」に出てきそうなこのバイク、正しくは欧州エアバス社の子会社であるAPワークスが技術デモンストレーションのために製作したようで、今月から開催されている独ベルリン国際航空ショーに展示されています。 
まず、誰もがまず注目してしまいそうなのがそのフレーム形状。ドゥカティのトラスフレームのようにパイプ同士を綺麗に繋ぎ合わせたというより、まるでカウルを徹底的に肉抜きしたような形をしていますが、これは従来の溶接構造ではなく3Dプリンターによるモノコックだからこそ成し得たとのこと。太いパイプを溶接することによる重量増を避けながら応力を効果的に分散したためか、この3Dプリンターバイクの重量は僅か35kg。パワートレインは6kw出力のモーターとのことですので、アドレス110やDIO110とほぼ同等ながら重量は約1/3という驚異のスペックです。
前後のディスクブレーキはロードバイク用の流用のようで容量的には不安がありますが、とにかくこのバイクは美しく、SF的でカッコいいし楽しそう。核戦争での文明崩壊後に、緑に覆われた廃墟都市にナントカ族の最後の生き残り的な主人公がこいつに乗って「また森が騒がしい…」とか呟いてそうな…
いかん、ナウシカ観てくる。