ヤマハ Star Venture①

先週、出張で静岡県に行ったついでに立ち寄ったヤマハコミュニケーションプラザ。

ここにはヤマハ発動機の黎明期から今に至るまでの、様々な製品がその解説とともに展示されています。その種類はバイク、クルマに始まり、ATV、ボート、船外機、ゴルフカート、スノーモービル、電動アシスト自転車など多岐にわたっています。その中でもいまMidnight Spirit的に一番HOTな展示、それはアメリカンツアラーの「スターベンチャー」。


ヤマハのプレスリリースでの発表や東京モーターショーでの展示で知っている方もちらほら居るとは思いますが、さすがに細部まではじっくり見られませんでした。日本未発売モデルなので基本的にバイク屋に並ぶこともないし、謎に包まれたまま…と思いきや、コミュニケーションプラザにどどーんと展示されていました。これは誰にも邪魔されずにお触りしたり覗き込んだりできるまたとないチャンス!ツアラーバカとしてはこのファクトリーツアラーカスタムは要チェックや!

というわけで、第1回目はフロント周りを徹底的に観察してみましょう。


まずはカウル周り。
睨みを効かせた4灯式マルチリフレクター式LEDヘッドランプ(スタンレー製)が特徴のデザインです。今までこんな鋭い眼つきのアメリカンツアラーは知らないですが、YZF-R1をはじめとするスーパースポーツを彷彿させます。


真円のランプではなく、欠けさせた上部を日差しで覆う形状は四輪車でいえば2010年代から主流になってきたデザイン。立っている人間の目線から見下ろすと彫りの深い外人が睨んでいるような表情に見えますが、特に近年ではBMW、フォルクスワーゲン、インフィニティ、マツダあたりがこういう形をしています。ちなみに余談ですがこのスターベンチャーのヘッドランプはアウターカバーが無く、凹凸が剥き出しなので夏の北海道を走ると虫が詰まって掃除が大変そう(笑)。


ミラーはLEDターンシグナル内蔵式。ただしLEDのつぶつぶが丸見えで質感はちょっと残念。クルマのドアミラーの補助的なターンシグナルと違い、こちらはメインとして充分な光量を確保する必要があるので仕方ないとは思いますが…。一方、色はグロスブラックで目立たなくも質感があっていい感じ。


ミラーの鏡面は本体ハウジングと独立して調整可能で、ここも四輪車と同じ感じ。つまり、鏡面角度を変えても本体ハウジングはカウルと一体感を損なわないのですが、一定以上の力で何かにぶつかった時はパコーンと外れるとのことです。


こちらはパワーウィンドウのように上下するウィンドシールド。よくあるスポーツツアラーの可動式スクリーンと違い、下端部がアルミフィニッシャーの裏側に完全に格納されるため本当に四輪のパワーウィンドウのイメージで質感は充分。動作はガソリンタンク上のダッシュパネル左側のスイッチを操作することで電動で上下します。これはもはやハーレーのツアラーを上回る装備では…


リトラクタブル式のサイドディフレクター。
スターベンチャーのフロントカウルの横幅は比較的スリムでシュッとしていますが、これを展開することでおそらくワイドカウル同等のウィンドプロテクション効果が発揮できるのでしょう。ハーレーの最新型ツアラーはフロントカウル、ロワーフェアリングに可動式ベントを備えていますが、スターベンチャーも可動式ウインドシールドと共に調整できる仕組みで、あらゆるシチュエーションでも快適なクルージングができるようになっているようです。その少し上には黒い樹脂製のバンパーが。転倒して横倒しになってもカウルを護ってくれる優れものです。


アッパー側と一体型のロワーカウル。真横から見るとフロントタイヤに少しオーバーラップするデザインで、どちらかといえばスポーツバイク寄りのイメージでしょうか。アッパーカウルだけが前に突き出ているハーレーのロードグライドより頭でっかち感が少なく、Akitoとしてはスターベンチャーの方がバランスがとれていると思います。
一方、スターベンチャーのエンブレムにスターマークが無いのが少し寂しい。


ブリジストンのEXEDRA(130/70R18)を履くフロントの足回り。ホイールは切削ブラックアウトタイプの5本キャストアルミニウム。ブレーキロータ(直径298mm)はフローティングのダブルディスクで、キャリパーはスポーツモデルでお馴染みの住友電工製のモノブロックタイプ。ABSも装備され、ヘビー級の車体を確実に停められそうな頼もしいスペックです。フロントフォーク(インナーチューブ径46mm)はコンベンショナルな正立タイプで、キャスター/トレールは31°/144.8mm。ボトムケースはブラックアウトで引き締められ、スポーティな印象です。


ロワーカウル前面。導風口はこちら左側はダミー(行き止まり)、右側の奥はよく見えませんでしたが、エンジンからホースが伸びていたのでオイルクーラーが搭載されているものと思われます。開口形状の周りはオプション品のようなクロームのトリムで飾られ、主張しまくっていますね。


ロワーカウル下側には、フロントエンジンガードパイプと半一体型のフォグランプハウジングが。フォグランプはヘッドランプと同様のマルチリフレクター式のLEDタイプ(スタンレー製)。6灯つければ真っ暗な郊外も頼もしそう!

というわけで、次回はコックピット/パワートレイン編をお楽しみに。

(このネタどこまで引っ張ろうかな…)

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