今週は4輪メーカーの面白そうな出展車を紹介します。
まずはTOYOTA。
販売台数世界一を誇るブランドだけあって、今回の出展車もマーケットイン型(市場ニーズの結果を受けて開発したもの)が多い印象です。しかし、それとは対象的なプロダクトアウト型(メーカーサイドから新規に提案したもの)の1台の出展車が気になりました。その名は「KIKAI」!
その名の通り、エンジンやサスペンション類といった機械的要素を剥き出しにしていてメカ感たっぷりな印象。その一方でハイブリッドシステムやスライドドア等を搭載し、全体としてはネオクラシックスタイルといったところでしょうか。このまま来月横浜で開催されるホットロッドカスタムショーにも出展したら面白そうです。
マニホールドまで鏡面仕上げされたエンジンも外からも丸見えで、トヨタにしては珍しくリヤに搭載。エンジンの無いフロントはハーフボンネットからサスペンションアームを露出させ、運転中もその動きがドライバーから見えるというから機械好きにはたまらないでしょう。この尖ったデザインが衝突時の歩行者保護要件等の法的要件を満たしているとは到底思えないので、そのまま発売されることはまず無いですが、来場者のリアクションを受け止めて面白いクルマ作りのヒントにして欲しいですね。